課題・現状
自社クラウドサービスを代理店を通して販売・サポートしてもらっている。エンドユーザーをサポートする時の参考情報にしてもらうため、カスタマーサクセスチームが自社クラウドサービスの利用状況をまとめて販売代理店にフィードバックしている。作業フローとしては、利用データが蓄積されているDBからRPAを利用してCSVデータをエクスポートし、海外のETLツールを用いてデータ統合・クレンジングをおこない、Azure SQLにインポートしてから、BIツールでダッシュボード化している。現在利用しているETLツールのエラーメッセージの読み解きが難しく、急ぎでデータ連携が必要な際は社内エンジニアに依頼してPython記述により対応している。突発で依頼しているため、エンジニアの工数を圧迫している。エンドユーザーのサービス利用率向上ミーティングを販売代理店と実施する際、最新のデータを基にしたディスカッションができないことも多くあって困っている。
Reckoner(レコナー)導入の効果
カスタマーサクセスの支援力向上に繋がった。
ノーコードかつ自動で、自社クラウドサービスの利用データをAzure SQLに連携できたため、適切なタイミングで販売代理店にサポートに必要なデータを提供可能になり、エンドユーザーの利用向上に向けて伴走できるようになった。
コスト削減。
データのエクスポート、データクレンジング、インポートの一連の流れを置き換えることができたため、既存のETLツールと社内エンジニアの稼働コストが0になった。
BOXにあるCSVデータをAzure SQLに簡単に自動連携する方法
STEP1
接続設定
RPAで取得したCSVデータをBOXに格納する。
Reckoner(レコナー)が、データソースとなるBOX、データ転送先となるAzure SQLにアクセスできるようにするため、ログイン情報入力やOauth設定をおこなう。
STEP2
データ加工・変換
SQLを記述することなく、Reckoner(レコナー)画面上のマウス操作で、以下加工・整形をおこなう。
・登録されているデータ件数を確認できる「カウント」タスクを用いて、各エンドユーザーの登録データ数を見える化する。
・既存フィールドのフィールド名変更ができる「フィールド変換」タスクを用いて、各エンドユーザーで異なる管理項目名をBIツールでダッシュボード化しやすいように統一する。
STEP3
ワークフロー作成・データ連携
検証環境を用意することなく、Reckoner(レコナー)の画面上で処理結果のプレビューをぱっと確認。バッチ制作不要で、BOXとAzure SQLを繋いでデータの流れを作成する。
Reckonerでの解決ポイント
データソースを見ずとも、操作画面上でデータ数を確認可能。
簡単なマウス操作でエンドユーザーのデータ登録件数を可視化できる。